海なし県を活魚でいっぱいに!

海洋資源に恵まれた日本。「海なし県」でも今や物流の発達によって、大手スーパー、回転ずし、海鮮市場など新鮮な魚介類は身の回りに豊富にあります。しかし、私たちは本当に新鮮な魚を食べているでしょうか?

今までスイスイと泳いでいた、とびきり新鮮な魚の美味しさを、もっと多くの人々に味わってもらいたい!そのためのご提案です。活魚を生きたまま運び込み、さばいてそのまま食卓へ、さらにうまさを濃縮する燻製加工を垂直統合し、これまで「海なし県」では望めなかった鮮度バツグンの海産物を提供するモデルです。

「長野モデル」の提案

はじめに

物流網の発達、冷凍保存技術の進化によって、スーパーや回転ずしなど、一見「新鮮な」海産物を手軽に味わえるようになりました。

しかし、いったんその産地へ行って「採れたて」の美味しさに接するとその差は歴然です。

現状では、生きている海産物には水族館等でしか接することができず、子ども達にとっては、加工されパック詰めになった商品でしか知ることができません。

海に囲まれ、豊かな海産物に恵まれたはずの日本なのに、この現状をどう考えるか?

私たちの提案「長野モデル」は、そのような固定化した流通、販売、消費のしくみを革新し、新たな市場を作ろうとするものです。「海なし県」(山間部及び内陸部)であっても、流通革命+畜養技術+養殖技術+食品加工技術をつなげることで、水産業の新たな流通システムを創造し、多くの方々に「産地そのままの、鮮度バツグンの鮮魚」を提供します。

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水産業の現状は

世界の水産業が養殖中心にシフトし、「獲る漁業から育てる漁業」に大きく転換している中、日本の水産業はここ数年、慢性的な不漁に直面しています。

一方、養殖の大きなウエイトを占める海上養殖では、赤潮、台風、高潮などの自然災害、ウイルスや病気による歩留まりの落ち込みや、せっかく育てた海産物が全滅する事故などもあちこちで起きています。

・10年前は歩留まり100%で養殖できたが、現在は70%まで落ち込み

・ヒラメの病気による全滅事故

・長崎ではフグのやせ病蔓延で、多数の業者が撤退

また、陸上での海水くみ上げによるかけ流し養殖でも、水質汚染が深刻です。

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硬直化した市場

一方、消費者の方も「海なし県で食べる魚はこんなもの」と、スーパー、回転ずしで食べるものに満足してしまい、新たなニーズが出てこないため、市場、流通が固定化して新たな掘り起しができない現状があります。

漁港⇒生産地市場⇒仲卸業者⇒地方市場⇒地方仲卸業者⇒末端販売

という流通経路が固定化してしまい、その結果として、「豊漁/不漁で左右される相場価格」「複雑な流通を通るうちに、水揚げから何日も経過して鮮度が落ちた魚」に甘んじなければならない現状があります。

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陸上養殖のリスク

当社の開発した水浄化、水質維持技術で、完全閉鎖型陸上養殖は技術的には可能となりました。

しかし山間部での完全閉鎖型陸上養殖は究極として、商業的に採算を取る事が難しくなっています。

・種苗のコスト

・餌代

・ランニングコスト

・死亡リスク

・養殖技術の経験値(山間部である為、一から勉強しなければならない。)

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現状を打破する「長野モデル」の流れ

  • STEP
    01

    生産者から生きたまま

    契約した生産者(養殖業者)から直接買い付け、活魚を生きたまま直送します。

    生産地市場、消費地市場を通さないので、日々の漁獲高に左右される相場価格の影響を受けずにすみます。

    最短の経路で流通することで、鮮度をそのまま保つことができます。

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  • STEP
    02

    活魚車で直送

    生きた魚にとって長距離の移動は大変なストレスになります。ドライバーの 技術によって魚の生存率は大きく左右され、最悪の場合ほとんどが死んでしまう、ということもでてきます。

    当社が開発した「長距離ストレスフリー活魚車」は、アンモニアや硝酸などの有害な物質の濃度を抑えつつ、溶存酸素濃度や水温を魚の過ごしやすい環境に保ち、魚たちの「元気」を保ったまま長距離の輸送を可能にします。

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  • STEP
    03

    小型生け簀で畜養

    産地から届いた活魚を迎えるのは、水換え不要の畜養生け簀です。

    魚種ごとに最適化した小型生け簀で、元気よく泳ぐ姿を見せてくれたり、「釣り」や「つかみ取り」のような楽しみ方で顧客を新規開拓していきます。

    この畜養生け簀は、稚魚から時間をかけて成魚にまで育て上げる「完全閉鎖型陸上養殖」の機能を備えています。活魚の育成ノウハウを蓄積していくことで、養殖業(受精卵や稚魚から成魚へ育成)に発展させることもできるのです。

    魚つかみ取り
  • STEP
    04

    燻製品に加工

    活魚の美味しさは何といっても生のまま刺身、寿司で味わうことですが、その美味しさをさらに濃厚にする加工法が燻製(冷燻製)技術です。

    新鮮な魚肉を、熱を加えずに8℃の燻煙で時間をかけてスモークします(2週間程度から場合によっては数ヶ月)。時間をかけてスモークすることによって、水分が抜けて生食よりも濃厚な味となり、握り寿司にも十分通用する商品として展開することができます。また、長期(約6ヶ月)の冷凍保存が可能となり、土産物やネット通販への展開が可能となります。

    活魚を扱うリスクである、①畜養期間を外れた魚、②衰弱した魚、も従来であれば廃棄するしかありませんでしたが、燻製加工により長期保存商品としてムダなく販売することが可能となります。

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⾧野県海産物畜養センター配置図

⾧野県内に4~5箇所 の畜養センターを開設します。20トン活魚トラックで九州、四国から陸送します。また、畜養センターから、活魚移送ネットワークを構築し、料理屋、すし屋、飲食店など末端までの供給体制を整備します。

畜養センターは、生きた海産物を自由に見学でき、県内の教育機関と連携し、学校の見学等も誘致する事で、海産物への興味を促す事で食へと繋げていきます。

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住所 長野県松本市井川城3丁目1−5
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営業時間 8:30〜17:30
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各地の様々な施設において、クオリティーの高い水処理装置をご利用いただいています。今後も少しずつ導入実績を増やしていきたいと考え、全国各地に向けて、バリエーション豊かな商品のご紹介や配送などを行っています。初めてお問い合わせいただく方も歓迎いたします。
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